色々
2010/10/21/Thu
「ただいま……」
思わず途中で口ごもる。
玄関口には基子のローファーと、ここ最近見慣れた男物のスニーカー。
またあいつか……基子に変な事してたら承知しねえぞ。
「あ、お兄ちゃんおかえり」
楽しげ?な感じで話していた二人がこちらを向く。
笑顔だ。
あいつもめっちゃ笑顔だ。
「おにーさんおかえりなさーい!」
何でそんなにキラキラした笑顔なんだ。北原。
「なにしてんの」
「もー何でお兄ちゃんいきなり機嫌悪いのよ……」
兄はお前が心配なのよ。
と、思っていたのだけど、いつの間にこういう状況になっているのだろうか。
頭がふわふわする。
「……なに……?」
ソファで蹲る俺にのし掛かる北原。
何か、鼻息荒いんですけど。
「いや、体調悪そうだけどどうしたのかなって」
近い。
近すぎる。
こういうのを密着というのではないだろうか。
「……大丈夫だから」
「お兄さんお酒弱いんですか?」
……。
驚いて目を上げると、嫌な笑いを浮かべた北原がなにやら瓶を持っている。
赤い服を着た、長い棒を持った男の絵。
見るからに酒っぽいんですけど……。
思わず途中で口ごもる。
玄関口には基子のローファーと、ここ最近見慣れた男物のスニーカー。
またあいつか……基子に変な事してたら承知しねえぞ。
「あ、お兄ちゃんおかえり」
楽しげ?な感じで話していた二人がこちらを向く。
笑顔だ。
あいつもめっちゃ笑顔だ。
「おにーさんおかえりなさーい!」
何でそんなにキラキラした笑顔なんだ。北原。
「なにしてんの」
「もー何でお兄ちゃんいきなり機嫌悪いのよ……」
兄はお前が心配なのよ。
と、思っていたのだけど、いつの間にこういう状況になっているのだろうか。
頭がふわふわする。
「……なに……?」
ソファで蹲る俺にのし掛かる北原。
何か、鼻息荒いんですけど。
「いや、体調悪そうだけどどうしたのかなって」
近い。
近すぎる。
こういうのを密着というのではないだろうか。
「……大丈夫だから」
「お兄さんお酒弱いんですか?」
……。
驚いて目を上げると、嫌な笑いを浮かべた北原がなにやら瓶を持っている。
赤い服を着た、長い棒を持った男の絵。
見るからに酒っぽいんですけど……。
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