色々
2008/08/04/Mon
青天の霹靂。
よもや、齢18歳の自分がこんな言葉を思い浮かべざるをえない状況になるとは思ってもいなかった。
気付いたのは、本当に些細なきっかけだった。
体育の時間にマラソンがあった。
持久力とか体力とか根性とか努力とか、長距離走る上で必要なものを一切持ち合わせていない私は、そうそうに息が上がってしまった。
ぜぇぜぇ言いながら完走すると、私より少し先にゴールしていた彼女と、ばっちり目があった。
彼女は動揺し、私から目を逸らし、そわそわしながらスポーツドリンクを何度も持ち直し、その合間合間に私を見、やがて諦めたように完全に私に背を向けた。
その目の色、温度、籠もった感情を、私は知っていた。
私には彼氏がいない。
俗に言う、「年齢=彼氏いない歴」だ。ん、古い? この言い方。まあいいじゃない。
ちなみに処女だ。これで非処女ならそれはそれでなにやら語るべきことが増えるけど、そんな心配はないです。
けど、そんな私にも王子様が現れた。
新任の高梨先生。
見た目がまず、完全に私のツボだった。
次に、声が私の心を鷲づかみにするバリトンだった。
意外と筋肉質なところにもキュンときた。
優しく私を褒めてくれたところで、落っこちた。
初恋、だった。
こんな想いは知らなかった。
思春期の女の子らしく、私は彼に夢中になった。
その私の瞳に宿った感情と、彼女の瞳のそれは、かなり似通っていた。
まさに、青天の霹靂。
同性同士の色恋沙汰があると言うことは知ってはいるものの、まさか自分がその当事者になってしまうとは。
困惑した。
かなり困った。
気付いてしまうと、意識してしまうもの。
常に彼女の視線が、私に張り付いていることに気がついた。
困った。
そんな熱い瞳で私を見ないで。
よもや、齢18歳の自分がこんな言葉を思い浮かべざるをえない状況になるとは思ってもいなかった。
気付いたのは、本当に些細なきっかけだった。
体育の時間にマラソンがあった。
持久力とか体力とか根性とか努力とか、長距離走る上で必要なものを一切持ち合わせていない私は、そうそうに息が上がってしまった。
ぜぇぜぇ言いながら完走すると、私より少し先にゴールしていた彼女と、ばっちり目があった。
彼女は動揺し、私から目を逸らし、そわそわしながらスポーツドリンクを何度も持ち直し、その合間合間に私を見、やがて諦めたように完全に私に背を向けた。
その目の色、温度、籠もった感情を、私は知っていた。
私には彼氏がいない。
俗に言う、「年齢=彼氏いない歴」だ。ん、古い? この言い方。まあいいじゃない。
ちなみに処女だ。これで非処女ならそれはそれでなにやら語るべきことが増えるけど、そんな心配はないです。
けど、そんな私にも王子様が現れた。
新任の高梨先生。
見た目がまず、完全に私のツボだった。
次に、声が私の心を鷲づかみにするバリトンだった。
意外と筋肉質なところにもキュンときた。
優しく私を褒めてくれたところで、落っこちた。
初恋、だった。
こんな想いは知らなかった。
思春期の女の子らしく、私は彼に夢中になった。
その私の瞳に宿った感情と、彼女の瞳のそれは、かなり似通っていた。
まさに、青天の霹靂。
同性同士の色恋沙汰があると言うことは知ってはいるものの、まさか自分がその当事者になってしまうとは。
困惑した。
かなり困った。
気付いてしまうと、意識してしまうもの。
常に彼女の視線が、私に張り付いていることに気がついた。
困った。
そんな熱い瞳で私を見ないで。
裏ROLLIN'
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