色々
2010/12/22/Wed
過去のせいであっちこっちに因縁があるのはアイツだ。
油断したのは俺だ。
俺に恨みのあるものと、アイツに因縁があるものがタッグを組んだ。それだけだ。
普段なら何事もなく倒せた相手のはずが、俺のおごりのせいで厄介なことになった。
アイツが、超俺好みの美少女に変化して、半裸で俺の上に跨っている。
普段のアイツは男の俺でも惚れ惚れするほど美しい姿をしている。それもそのはず、九本の尾を持つ賢しい狐が何百年もの時を経て変化した姿がアイツだ。
元々は雌雄を持たず(どちらかと言えば乙女の姿が多かったようだが)人を誑かしてその精気を奪う狐の妖怪。
精気を奪う。
そこに目を付けられた。
「ほらほら、早くしてあげれば? 苦しそうだよ、彼」
キンキン甲高い声が馬鹿にしたように急かす。
声だけが部屋全体に反響し、姿はどこにも見えない。
俺はコンクリート打ちっ放しの壁に鎖で繋がれ、アイツは狐を封じる為の護符張り巡らされた部屋では迂闊に動けない。
俺の口やら首筋やらにキスをしていた美少女はその声に打たれたように顔を上げ、唇を噛んで僅かに顔を伏せた。あまりにも可憐な仕草は、普段の偉そうでほとんど笑わない絶対零度のクールビューティなアイツがこの美少女だと言うことを否応なしに忘れさせる。
脳味噌が沸騰しそうだ。手足を拘束された状態では何もできず為すがままだ。
「何イヤがってんのさ、今まで何百人もの男を銜え込んできたくせにさ」
せせら笑う姿の見えない相手に、殺意と同時に焦りが芽生える。
これ、この状況を打破出来なかったらどうなるんだ。
こいつどこまでいくんだ。
急かされ、その綺麗なほっそりとした右手が俺のジッパーを下げる。俺のモノは正直で、結構勢い良く飛び出してしまった。あまりの恥ずかしさに悶絶しそうになるが、頬どころか首まで真っ赤に染めた美少女に臨界点が突破しそうになる。
恐る恐る、ボクサーパンツからその指先で俺のモノを取り出す。
息を呑んだ俺の焦りが伝わったのか、目の前の美少女が目を上げた。
俺好みの少し寂しそうな瞳が俺を捕らえた。
その右手には俺のモノが握られたままで……
こんな場合だと言うのに、胸が高鳴った。ついでに下半身がもう大ピンチだ。九尾の狐、恐るべし。
「大丈夫」
ふわり、としか形容のしようがない微笑。ああ、本当に、狐め。
「私にはなんてことないことだから。私に任せて」
気丈にもそう言いきった、としか表現のしようがない表情。これ本当にアイツか。
その後に来た快感は、今まで経験したことがなかった。
口、とか、手、とか、脚、とか……。
柔らかい女体が的確に快感のツボを刺激し、恥じらうようなそれでいて匂い立つような媚態で俺の視覚を犯す。
少女の甘い香りが鼻腔をくすぐり、この腕を拘束する鎖が例え今外れたとしても、姿の見えない相手よりも目の前のこの美少女を啼かせる事になってしまうだろう。
「アハハハ! 本当に淫乱な狐だよね!」
嘲笑う声も遠くなっていく。目の前の快感に意識が集中する。
彼女のピンク色の下が醜い俺の怒張に這わされる。白い指が限界を促すように動きを速くする。
「は、はやく……」
潤んだ瞳で見つめられた瞬間、弾けた。
白濁した粘性の例の液体が彼女の顔にぶちまけられる。
喉に入ったのかケホケホ咽せる姿を見て、ザッと血の気が引いた。
いつものソロ活動でも、知り合いなど近しい女性を対象にしてしまった後は凄まじい罪悪感が押し寄せるものだ。今回は尚悪い。例え美少女の見た目であろうが、第三者が居る中で親友だと思っている男の手技でイかされてしまった。
消えてしまいたい。
だがそんな思いは、美少女の瞳にあの常に沈着冷静絶対零度の鋭さが見えた瞬間霧散する。
個人的な感傷は後だ。
「どこまですればデバガメさんはご満足なのかしら」
俺好みの可愛らしい、それでいて芯の強そうな声でどこへともなく問いかける。
呼吸を整えながら意識を澄ます。何だか急に神経が鋭敏になったような気がする。
「何言ってるの、今から本番だろ」
やや苛ついた声が、さっきまでは広がって聞こえていたのに今は方向が特定できた。
僥倖。
もっとしゃべらせて欲しくて美少女の姿をした親友を見ると、意図をきちんと受け取ったようだ。
「私としては、見られながらするのは全く興味がないんだけど」
俺だってイく瞬間の無防備なところ誰にも見られたくねえよ死にたい。
「興味があろうとなかろうと、さっさとハメろよ淫売。さっさとそいつの精気吸い取ってしまえ」
特定できた。
油断したのは俺だ。
俺に恨みのあるものと、アイツに因縁があるものがタッグを組んだ。それだけだ。
普段なら何事もなく倒せた相手のはずが、俺のおごりのせいで厄介なことになった。
アイツが、超俺好みの美少女に変化して、半裸で俺の上に跨っている。
普段のアイツは男の俺でも惚れ惚れするほど美しい姿をしている。それもそのはず、九本の尾を持つ賢しい狐が何百年もの時を経て変化した姿がアイツだ。
元々は雌雄を持たず(どちらかと言えば乙女の姿が多かったようだが)人を誑かしてその精気を奪う狐の妖怪。
精気を奪う。
そこに目を付けられた。
「ほらほら、早くしてあげれば? 苦しそうだよ、彼」
キンキン甲高い声が馬鹿にしたように急かす。
声だけが部屋全体に反響し、姿はどこにも見えない。
俺はコンクリート打ちっ放しの壁に鎖で繋がれ、アイツは狐を封じる為の護符張り巡らされた部屋では迂闊に動けない。
俺の口やら首筋やらにキスをしていた美少女はその声に打たれたように顔を上げ、唇を噛んで僅かに顔を伏せた。あまりにも可憐な仕草は、普段の偉そうでほとんど笑わない絶対零度のクールビューティなアイツがこの美少女だと言うことを否応なしに忘れさせる。
脳味噌が沸騰しそうだ。手足を拘束された状態では何もできず為すがままだ。
「何イヤがってんのさ、今まで何百人もの男を銜え込んできたくせにさ」
せせら笑う姿の見えない相手に、殺意と同時に焦りが芽生える。
これ、この状況を打破出来なかったらどうなるんだ。
こいつどこまでいくんだ。
急かされ、その綺麗なほっそりとした右手が俺のジッパーを下げる。俺のモノは正直で、結構勢い良く飛び出してしまった。あまりの恥ずかしさに悶絶しそうになるが、頬どころか首まで真っ赤に染めた美少女に臨界点が突破しそうになる。
恐る恐る、ボクサーパンツからその指先で俺のモノを取り出す。
息を呑んだ俺の焦りが伝わったのか、目の前の美少女が目を上げた。
俺好みの少し寂しそうな瞳が俺を捕らえた。
その右手には俺のモノが握られたままで……
こんな場合だと言うのに、胸が高鳴った。ついでに下半身がもう大ピンチだ。九尾の狐、恐るべし。
「大丈夫」
ふわり、としか形容のしようがない微笑。ああ、本当に、狐め。
「私にはなんてことないことだから。私に任せて」
気丈にもそう言いきった、としか表現のしようがない表情。これ本当にアイツか。
その後に来た快感は、今まで経験したことがなかった。
口、とか、手、とか、脚、とか……。
柔らかい女体が的確に快感のツボを刺激し、恥じらうようなそれでいて匂い立つような媚態で俺の視覚を犯す。
少女の甘い香りが鼻腔をくすぐり、この腕を拘束する鎖が例え今外れたとしても、姿の見えない相手よりも目の前のこの美少女を啼かせる事になってしまうだろう。
「アハハハ! 本当に淫乱な狐だよね!」
嘲笑う声も遠くなっていく。目の前の快感に意識が集中する。
彼女のピンク色の下が醜い俺の怒張に這わされる。白い指が限界を促すように動きを速くする。
「は、はやく……」
潤んだ瞳で見つめられた瞬間、弾けた。
白濁した粘性の例の液体が彼女の顔にぶちまけられる。
喉に入ったのかケホケホ咽せる姿を見て、ザッと血の気が引いた。
いつものソロ活動でも、知り合いなど近しい女性を対象にしてしまった後は凄まじい罪悪感が押し寄せるものだ。今回は尚悪い。例え美少女の見た目であろうが、第三者が居る中で親友だと思っている男の手技でイかされてしまった。
消えてしまいたい。
だがそんな思いは、美少女の瞳にあの常に沈着冷静絶対零度の鋭さが見えた瞬間霧散する。
個人的な感傷は後だ。
「どこまですればデバガメさんはご満足なのかしら」
俺好みの可愛らしい、それでいて芯の強そうな声でどこへともなく問いかける。
呼吸を整えながら意識を澄ます。何だか急に神経が鋭敏になったような気がする。
「何言ってるの、今から本番だろ」
やや苛ついた声が、さっきまでは広がって聞こえていたのに今は方向が特定できた。
僥倖。
もっとしゃべらせて欲しくて美少女の姿をした親友を見ると、意図をきちんと受け取ったようだ。
「私としては、見られながらするのは全く興味がないんだけど」
俺だってイく瞬間の無防備なところ誰にも見られたくねえよ死にたい。
「興味があろうとなかろうと、さっさとハメろよ淫売。さっさとそいつの精気吸い取ってしまえ」
特定できた。
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