色々
2009/11/10/Tue
突然全ての動きを止められた。
俺はまだ、イッてない。
悲しさと怒りとそのたぐちゃぐちゃした感情で、何もリアクションが取れない。
ただ深く息を吸って、吐いてを繰り返していると、雷の身体が少しだけ離れた。
「いかせてほしい?」
意地でも言わない。
ぷいっと顔を背けると、殺気に近いオーラが至近距離から発せられた。
先端に指をあてられ、小刻みに電流を叩き込まれる。
その度に跳ねる身体と、押さえられずに溢れる悲壮な悲鳴。
じりっとした痛みに目を見張ると、二の腕に噛み付かれていた。
反射的に空気に冷たい物が混じったが、叩き込まれる電流の痛みに近い快感で霧散する。
真っ赤な歯形が倒錯的で眩暈がする。
「いきたい?」
何でそんな泣きそうな声で懇願するの。
ぎゅっと目をつぶって、意地でも顔を見ないようにする。
電流がまた、奥まで達する。
無意識に腰を浮き上げてしまい、快感を意識しないように、自分の痴態を考えないようにするのに必死だ。
悲鳴はどうしようもなく止まらないから、引き寄せた自分の腕に噛み付いた。
ぎちぎちと音が鳴り、鉄の味が広がる。
「何やってんだ!」
突然、烈火の如く怒りだした雷に頬を張られた。
ようだ。
わけがわからない内に目の前が真っ白になり、身体が痙攣する。
「あ、いっちゃった」
張られた拍子に電流も強くなり、臨界点を越えてしまったようだ。
気づくと、情事の後の呼吸は激しい嗚咽になり、自分でも止められない。
泣きながらふと目を上げると、姿見に自分の姿が映っていた。
わずかに乱れた服装の雷と、半裸に近い格好の自分。
胃液がのど元まで這い上がってき、堪らずその場で嘔吐した。
急速に意識を失って崩れ落ちながら、この後俺たちの関係どうなるのかな、なんて考えていた。
俺はまだ、イッてない。
悲しさと怒りとそのたぐちゃぐちゃした感情で、何もリアクションが取れない。
ただ深く息を吸って、吐いてを繰り返していると、雷の身体が少しだけ離れた。
「いかせてほしい?」
意地でも言わない。
ぷいっと顔を背けると、殺気に近いオーラが至近距離から発せられた。
先端に指をあてられ、小刻みに電流を叩き込まれる。
その度に跳ねる身体と、押さえられずに溢れる悲壮な悲鳴。
じりっとした痛みに目を見張ると、二の腕に噛み付かれていた。
反射的に空気に冷たい物が混じったが、叩き込まれる電流の痛みに近い快感で霧散する。
真っ赤な歯形が倒錯的で眩暈がする。
「いきたい?」
何でそんな泣きそうな声で懇願するの。
ぎゅっと目をつぶって、意地でも顔を見ないようにする。
電流がまた、奥まで達する。
無意識に腰を浮き上げてしまい、快感を意識しないように、自分の痴態を考えないようにするのに必死だ。
悲鳴はどうしようもなく止まらないから、引き寄せた自分の腕に噛み付いた。
ぎちぎちと音が鳴り、鉄の味が広がる。
「何やってんだ!」
突然、烈火の如く怒りだした雷に頬を張られた。
ようだ。
わけがわからない内に目の前が真っ白になり、身体が痙攣する。
「あ、いっちゃった」
張られた拍子に電流も強くなり、臨界点を越えてしまったようだ。
気づくと、情事の後の呼吸は激しい嗚咽になり、自分でも止められない。
泣きながらふと目を上げると、姿見に自分の姿が映っていた。
わずかに乱れた服装の雷と、半裸に近い格好の自分。
胃液がのど元まで這い上がってき、堪らずその場で嘔吐した。
急速に意識を失って崩れ落ちながら、この後俺たちの関係どうなるのかな、なんて考えていた。
PR
COMMENT